タイミーで実際に働いてみた
タイミーとは「スキマ時間にすぐ働ける!」というのが触れ込みのアルバイト紹介サービスです。
定職もなくアルバイトさえしていない時に、それでも働かなければお金がなくなる一方、どうしましょうと思っていた時に見つけたタイミー。こんな働き方もあるのかと思って何回か利用しました。
個人的にはとても働きやすく便利な点が多い印象でした。職場には同じくタイミーから働きに来ている人も結構います。一方気を付ける点も少々あります。本記事では実体験に基づくタイミーの紹介をしていきます。
便利な点
- 面接が不要
- 履歴書が不要
- 1日だけ働ける
- 何日でも働ける
- 店舗のレビューが豊富
- システムがわかりやすい
面接が不要
アルバイトにつきものの面接。面倒ですよね。私もそう思います。まず応募をして面接の日取りを決めて実際に赴いて対面で会話をして評価される。当たり前のことかもしれませんが面倒には違いない。
タイミーはそれが不要です。応募すれば即採用です。仕事のある日ある時間に職場に行って指示を仰ぐだけです。本当に楽、簡単。
履歴書が不要
面接が不要ですが履歴書も不要です。タイミー登録時に簡単なプロフィールを入力しますが、名前・生年月日・住所・電話番号・性別・顔写真くらいです。学歴・職歴・免許・資格・志望動機・自己PR・アピールポイントなど履歴書によくある項目は一切要りません。特に志望動機などは応募先で普通は変えなくちゃいけなくて大変面倒。タイミーは楽ですね。
1日だけ働ける
単発で入れることができる、そもそもそれが売りなので暇な日があれば気軽に応募することができます。
気に入ればまた応募すれば良いし、この仕事合わないなと思ったら二度と応募しなければ良いだけです。そういう点でも気が楽ですね。
何日でも働ける
1日だけでなくたくさん働きたいこともあるでしょう。それもできます。
登録直後の最初は2つしか応募できませんが、一度働けばその後は(たぶん)幾らでも応募できます。しばらく先まで働く予定ならじゃんじゃん応募しちゃって良いと思います。
店舗のレビューが豊富
勤務が終わるとお店のレビューをすることになります。他のワーカーさんが記載したお店に対するレビューを全部見ることができます。
「ありがとうございました」という簡単なものもあれば、仕事に対する詳細な情報まで書かれていることもあります。例えば、募集内容と実際の業務内容の差異、募集内容に書かれていない有益な情報、従業員さんや職場の雰囲気、労働環境(暑い寒い)などなど。これらはとても参考になります。
私もなるべく思ったことを詳しく書くことにしています。
システムがわかりやすい
すべてスマホで完結します。登録も応募も出退勤もレビューも。概ね次のような流れです。
- 日にちごとに地域の仕事が一覧化されているので気になるものを選択。
- 内容をよく読み、仕事したい・自分にもできると思ったら応募する。
- 当日になったら時間を守って店舗へ行く。余裕をもって行きましょう。
- 店舗が用意したQRコードをアプリで読み込む(チェックイン)。
- お仕事をがんばる。
- 仕事が終わったらチェックインと同様にQRコードをアプリで読み込む(チェックアウト)。
- レビューを報告。
最初は少し不安でしたが一回やれば簡単だとすぐにわかります。
早く終わった、残業したなどの場合は勤務時間の修正依頼をするようですが、私はまだこのケースに遭遇していないので詳しくはわかりません。が、基本は上述の通りです。お店側もよくわかっています。
悪い評価がつくのを嫌がるからかお店側も時間には厳しいようで、遅刻はもっての他ですが勤務終了時間になれば従業員さんから声をかけてもらってちゃんと帰らせてくれました。
気を付けるべき点
- 募集内容をしっかり把握する
- ペナルティに厳しい
- スキマ時間にすぐ働ける?
- 確定申告が面倒かも
募集内容をしっかり把握する
募集内容はしっかり書いてあります。その分ちゃんと熟読して問題ないことを確認してから応募しましょう。記載を守らないと当日店舗に向かっても仕事ができない可能性があります。
例えば次のようなことをしっかり把握しましょう。
- 服装・持ち物
- 着ていくべき服装、持っていくべき物の指定がほとんどあります。動きやすい服装、黒いズボン、白いシャツ、動きやすい靴(サンダル不可)、安全靴、軍手、防寒着など。
- 身だしなみ
- 髪型や髪色、装身具にも指定があったりします。男性の長髪不可、派手な髪色不可、腕時計やアクセサリーの着用不可など。
- ペナルティ等の条件
- 後述しますがGood率やペナルティポイントなどの評価・実績がワーカーにも与えられます。条件を満たさない場合は応募できないことが多いです。
- 業務内容
- どんなお仕事をするのか詳細が書いてあります。具体的な業務内容、ホール業務、洗い場、品出し、レジ、倉庫作業のため夏は暑い、冷蔵庫作業なので寒い、20kg以上の荷を継続して扱うなど。自分のできる仕事を選びましょう。
- 勤務場所
- 実際に働く現場の場所が住所・Googleマップで示されています。また自転車や車で通勤可能か否かも記載があったりします。通える場所なのか、通勤時間や交通費はどれほどなのか調べておきましょう。交通費が高くなるとせっかく働いても結局はあまり稼げなかったということにもなります。
ペナルティに厳しい
面接も不要、履歴書も不要、では店舗側はどうやってワーカーを判断するのか。それがワーカー自身の評価・実績です。
- Good率
- 仕事が終わるとワーカーが店舗をレビューしますがその逆も然り。我々も評価されます。それがGood率となって数字で残ります。
- キャンセル率
- 一度応募した後にキャンセルをするとそれが記録されます。5回応募して1回キャンセルしたらキャンセル率は20%。また直前キャンセル率というのもあり、より店舗側から厳しく見られます。
- ペナルティポイント
- キャンセルをすると、何日前・何時間前かによってペナルティポイントが加算されます。これが貯まると先々の申し込みがしにくくなります。
これらを店舗側は参照できます。あらかじめ募集内容に「Good率90%以上、キャンセル率40%以下、直前キャンセル率10%以下、ペナルティポイント0」のような条件が記載されていることも多いです。
実際には真面目に働けば気にすることはありません。ちゃんとしていれば店舗からも評価されますし、キャンセルしなければキャンセル率も0%、ペナルティポイントも貯まりません。間違いなく働ける日にち時間に応募すること、体調管理に気を付けること、をすれば大丈夫です。
ただ、私も一回だけキャンセルしたことがあります。それは台風接近で電車が運休になることが前日に確定した時です。その時は店舗側に事情を説明してキャンセルしたあとにタイミーカスタマーサポートに連絡し、やむを得ない事情ということでペナルティを解除してもらいました。
スキマ時間にすぐ働ける?
実際には難しいと思います。
「明日暇になったしちょっとお小遣いでも稼ごうかしら」と思って募集を見ても、実はそんなに直近の募集はありません。お気に入りのアルバイト・店舗を登録していると現在募集されている一覧を表示することができますが、だいたい一週間後しかなかったりします。人気のアルバイト先は一週間後すらなくすぐに埋まってしまいます。瞬殺です。
直前に募集がかかったり空きが出ることもあるので、それを狙うこともできなくはないですが。
私は名古屋に住んでおり、他の地域では事情が違うかもしれませんが、ワーカーが増えるにつれてこの傾向は強くなっていくのではないかと思います。
確定申告が面倒かも
源泉徴収票がpdfとして出力されます。内容は行った店舗ごとに別々です。まあ考えてみれば当然でしょうか。いろんな店舗でたくさん仕事をしていると、確定申告の際の給与所得欄に記載する内容が増えて面倒なことになるかもしれません。まだタイミーを始めてから年末を迎えていないので経験はしていませんが・・・
まとめ
スキマ時間という売りとは裏腹に直近の仕事を探すのは難しいかもしれませんが、それでも簡単に単発バイトを入れることができるのは便利です。いろんな仕事をやってみたいなどの理由によりタイミーをメインにするのも良いでしょう。もしかしたら、その中から定期的に通いたくなる働き先が見つかるかもしれません。
今は定期アルバイトに就いたところなので利用回数は今後減りますが、また機会があればタイミーを使って働いてみたいと思えるサービスです。
コメント