ジムに通う目的
ジムが流行っていますね。そんなジムに通う人たちの目的は何か、基本的には「自分のなりたい体型になる」ではないかと想像します。筋肉ムキムキ、ボンキュッボン、スラリとした痩身、太っていなければ良い、とりあえず痩せたい、人によって思惑は様々でしょうが、体を動かして筋肉をつけて脂肪を燃やすのは共通しているかと思います。
だったら別にジムである必要はないのではないか。
フィットネスバイクを漕ぎ続けるんだったらウーバーイーツでもできる。ウォーキングマシンで歩いたり重たいバーベルを持ち上げるなら荷運びでもすれば良い。懸垂は……なんだろう。
なんでもかんでも肉体労働に代替があるわけではありませんが、体を動かすだけなら労働でもできます。お金もかからない、むしろ稼げる。ムキムキになるのは難しいけど、体を動かせば自然と筋肉はつく。
ここで言う肉体労働とは
何も土木工事などのようなわかりやすくハードなものだけではありません。レストランのホール業務のような仕事も立派な肉体労働です。あれだって大変。しっかり体を動かしますからね。
オフィスワークのように座りっぱなしで机やPCに向かい続ける頭脳労働とは異なり、体の一部あるいは全体を動かすことをメインとするような仕事を、ここでは肉体労働とすることにします。
肉体労働の良いところ
お金が増える
ジムはお金がかかります。最初に払う入会金、入った後は毎月払う月会費、あとはオプションなどもあるのでしょうか。ジムへの交通費もかかるかもしれません。
仕事は逆です。お金が増えます。職場によっては交通費も払ってくれます。
行かざるを得ない
意思の強くない人だったらジムなんてサボってしまうことがあるんじゃないでしょうか。せっかく高いお金を払っているんだからという、それがモチベーションになることもあるようですが、サボるときはサボるでしょう。自分にとって良いタイミングで行けるけど、いつでも良いとなるといつまでも行かない、というのはよくある話。
でも仕事は違います。仕事なので決まった勤務日には行かなければなりません。もちろんサボりたくなる日もあるでしょうが、ジムよりはサボりにくいです。
良いところばかりではない
時間が合わない
ジムは自分にとって都合の良い時間に行くことができます。最近は24時間営業のところも増えているんじゃないでしょうか。
仕事はそうはいかない。いつでも良いわけじゃない。だいたい時間帯や曜日が決まっています。
スキマ時間を活用して働こうという触れ込みのタイミーのようなサービスを使うのはアリかもしれません。それでも、いつでもというわけではないですが。
ウーバーイーツなら好きな時間にできますね。メインの仕事が終わってから幾らか働いたあとにそのまま自転車で帰宅とか、いいんじゃないでしょうか。
効率は良くないかも
ジムには考え抜かれた機材がたくさんあります。効率よくキレイな体を作るには向いているんじゃないかと思います。特にパーソナルトレーナーについている場合は、個人に合わせてくれるので非常に効率が良さそう。相手が人なのでサボりにくい気もします。
肉体労働の場合はその作業で使う筋肉ばかり鍛えられますので、仕事によっては偏りが大きそう。脂肪は鍛えた部位と関係なく落ちるらしいですが、理想の体型を目指す、という目的には合致しにくい場合があるかもしれません。
体を壊すかも
重いものを何度も持ち上げたり、腰をかがめることが多かったり、体を動かさずに手ばかりを長時間動かすような作業だったり、作業内容によっては偏った強い負荷により腰や背中などに痛みを覚えるようになるかもしれません。
ジムなら絶対に体を壊さない、などとは言えませんが壊さないよう配慮されたトレーニング方法が確立されているのではないでしょうか。
実際に痩せる経験をしている
リゾートバイトを経験しました。これはこれで特殊なシチュエーションかもしれませんが、みっちり働いたことで2ヶ月で8kgほど体重が減ったことがあります。筋肉もついたので脂肪はもっと減ったのでしょう。これは嬉しかったですね。
体を動かすのはやっぱり大事だなあと心底思わされました。
まとめ
肉体労働が絶対だ!ジムなんかよりよほど良い!などと言うつもりは毛頭ありませんが、体を動かすための選択肢の一つにはあっても良いのではないでしょうか。
私もいい歳になって悲しいかな肉がつくやすくなってきました。
ジムに行ってもどうせ続かない。自宅トレなんて無理無理。そんな私には肉体労働が意外と向いているんじゃないかとここ一年でよく考えるようになりました。
たくさん動いて稼いだあとのごはんはうまい!
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