生まれは愛知県岡崎市
私は愛知県の岡崎市に生まれました。24歳まで実家で家族と暮らしたあと、名古屋で独り暮らしを始めて今に至ります。
岡崎出身だという話をすると最近は「ああ、東海オンエアの」と言われることが多くなりました。有名なYouTuberさんですが私は見たことがありません。そんな私が生まれ故郷岡崎の有名なモノを3つ紹介しようと思います。
味噌
全国的に名の知られた八丁味噌。名古屋めしで使われていることで名古屋名物として語られることも多いのですが発祥は岡崎です。岡崎城から八町の距離にある八丁村(当時)で生産されてきたのがその名の由来です。カクキューやまるや八丁味噌など老舗メーカーが今もこの地で味噌を作り続けています。
赤黒い色をしたのが特徴ですが、それは八丁味噌というよりは豆味噌の特徴。一般的な味噌は米麹が用いられますが、豆味噌は豆麹で作られており、中京地区でよく食されます。八丁味噌は豆味噌の一種です。
そんな岡崎が誇る八丁味噌ですが、岡崎市民のみんながみんな食べるわけではありません、たぶん。少なくとも我が家では出たことがほとんどないはず。なぜなら高級品だから。大学生の頃にヤマト運輸でアルバイトをしていましたが、お歳暮のシーズンになると大量の八丁味噌が営業所に運ばれてきて、その重さに難儀したものです。
花火
花火大会
毎年8月の第1土曜日には「岡崎城下家康公夏まつり花火大会」という花火大会が開催されます。地元民なので全国的にどれだけ有名かはわかりませんが、それなりに大きいのではないかと思っています。
データはいろいろ非公開のようですが、来場者数は50万人、打ち上げ数2万発ほどであると言われています。
地元民らしく近くから見たことは一度もないのですが、実家マンションの階段にシートを敷いて他の住人たちと一緒に眺めていました。距離は結構離れているので迫力ある大輪、というわけにはいきませんが、それでも毎年楽しみに見ていました。
三河花火
この記事を書くにあたり調べていたら、どうにも三河花火としても有名らしいということを知りました。
火術は、当初は各大名により鉄砲を中心に軍事用に用いられましたが、天下統一を成し遂げた徳川家康公が各藩の鉄砲・火薬の製造を厳重に制限し、原則として徳川家発祥の地・三河だけに火薬の製造・貯蔵や原料となる硝石の保有を限定させ、三河の鉄砲隊に火薬の平和利用を命じたことから「三河花火」が誕生したといわれ、三河の花火は全国でもトップレベルの技術を有するようになったと伝わります。
出典:おかざき匠の会|岡崎の伝統産業|三河花火
徳川発祥の地である、岡崎を中心とした三河地方(現在の愛知県東部)は江戸時代、徳川幕府によって唯一、火薬の製造・貯蔵を公式に許可されていた。そのような歴史もあり花火は昔から岡崎を中心とした三河地方に普及発達し、全国に三河花火の名をほしいままにした。
出典:wikipedia
子供の頃、毎年夏に花火を買いに行ったお店があります。そこは花火を1つ1つ、1本1本から買うことのできるお店で、好きな花火だけを好きなだけ選ぶことができました。調べたら佐野花火店というそうです。
子供の頃の私は、ロケット花火とかトンボ花火とか、飛んでいくやつが好きでした。
これが当たり前だったので、のちにスーパーやコンビニでセットになって売られている花火を見て衝撃を受けたものです。
石
小学生か中学生の頃、社会科見学として石工団地に行ったことがあります。団地と言っても人が住むいわゆる団地ではなく、石製品の製造販売会社が多く軒を連ねている地域のことです。
墓石や灯篭、仏像・二宮金次郎・流行りものなどの彫刻、神社仏閣関連などなど、あらゆる石製品が作られています。団地内にはそれらが展示されており、歩きながら楽しむこともできます。
他に石の公園団地というところもあります。
なぜこんなに石造りが盛んなのか。
岡崎城の城下町では室町時代後期から石工品(岡崎石工品)の生産が始まり、近世には優れた技術を持った職人が集まった[1]。これにより、岡崎市街地には現在でも石屋町通りや花崗町という名称が残っている。岡崎、真壁(茨城県)、庵治(香川県)は石工品の「日本三大産地」と称されている。
出典:wikipedia
日本三大産地とまでは思いませんでした。すごいな。
実はいろいろなところにあって身近なようで、でもあまり知らない石製品、実は岡崎製ばかりなのかもしれません。
まとめ
かなりの昔、たぶん20年くらい前だと思うのですが、岡崎を紹介するテレビ番組で取り上げられていたのがこの3つでした。これを見て母が「岡崎ってこれくらいだよね」のようなことを言っていたのをよく覚えています。
そんなわけで本記事でもこの3つを紹介することにしました。他にもいろいろありますし、徳川家康なんて大物もいます。今年2023年は大河ドラマ「どうする家康」も放映中で盛り上がっているはず。
これを機に少しでも岡崎のことを知ってくれたら嬉しい限りです。
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