一汁一菜でよいという提案を鵜呑みにして正解だった

食事

一汁一菜との出会い

一人暮らしを始める前は、自分はもっとちゃんとした人間だと思っていました。家事なんて普通にこなせると思っていた。でもそんなことはなかった。自分でも驚くほどの面倒くさがり。

20年ほど一人暮らしを続けていますが、そんな訳であまり自炊と言うものをしてきませんでした。

そうは言っても外食ばかりというのもお金がかかる。そしてある日のこと本屋の料理本コーナーを眺めていたら平積みされていた一冊の本に目が止まりました。

料理研究家である土井善晴さん著「一汁一菜でよいという提案」。結構話題になっている本ですが私は存じ上げなかったです。たまたま出会いました。

一汁一菜とは「主食(ご飯など)+汁物(味噌汁など)+主菜(おかず)」で構成された食事スタイル。日常の食事はこの一汁一菜で十分であるという提案。しかも、具だくさん味噌汁なら「汁物+主菜」を兼ねることができる。すなわち、「ご飯+具だくさん味噌汁」だけでよい。

これなら自分にもできるかもしれない。

そうして取り組んでみた一汁一菜の生活、もう1年ほど続いています。つまり自分には向いていたということです。

実際に作っているもの

ご飯
基本的には普通のお米ですが、もち麦や玄米を混ぜることも多いです。納豆もよく一緒に食べます。
具だくさん味噌汁
具は主に小松菜、白菜、人参、玉ねぎ、長ねぎ、じゃがいも、かぼちゃ、なすなどの野菜。以前は豆腐もよく入れていました。たまに卵。稀に鯖缶。
漬物
梅干し、たくあん、べったら漬けなど。最近は浅漬けなんかを作ったりしています。いつか梅干しも作りたい。

味噌汁の作り方もちゃんとしていないです。具材を切って鍋に入れて水を入れて何分かに立たせて味噌を溶いて終わり。とっても美味しい味噌汁の作り方ってもっとちゃんとしていると思うんですけど、いいんです、適当で。私にとっては美味しいです。手軽で栄養も摂れる。毎日のことなんですから、それが大事、それで十分。

提案者の土井さんも細かいこと気にすることはないって感じです。

出会えてよかった

おかげさまでこの20年で一番ちゃんと自炊しています。

もちろん面倒に思うこともしょっちゅうで外食に逃げてしまうこともしばしばですが、それでも自分で作って自分で食べるということができています。そういうのって、ちゃんと生きてるなって思える瞬間だったりします。

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