名古屋のシェアサイクルを1年以上使い続けている経験から紹介

おでかけ

シェアサイクルを利用しています

私は自転車を持っていません。今の家の近くにシェアサイクルのポートがいくつかあるため、これで済ませられないかと使い始めました。概ね気に入っているので使い続けていますが、自転車を所有するよりも良いと必ずしも思っているわけではありません。

名古屋には複数のシェアサイクルサービスがありますが、私が利用しているのは次の2つ。

  • カリテコバイク(ドコモ・バイクシェア)
  • チャリチャリ

他の地域でも使えるサービスですので、名古屋以外の方にもある程度は参考になるかと思います。それぞれについて見ていきましょう1

カリテコバイク

名古屋では名鉄協商が事業者としてカリテコバイクという名前で提供していますが、大本はドコモ・バイクシェアというサービスで全国に展開されています。

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基本的な料金は次の通り。30分単位で料金が発生し、最初だけ少し高いです。

#料金備考
基本料金165円/30分最初の30分
延長料金110円/30分
カリテコバイクの料金

それでは、個人的にポイントだと思う特徴を紹介していきます。

全て電動アシスト自転車

全て電動アシスト自転車です。この手の自転車はこのサービスで初めて乗りましたが、想像以上にグングン前に進むので驚きましたし、高額であるにもかかわらず流行る理由が良くわかりました。

最寄りのポートの自転車が電動アシスト付きか否か気にする必要がありません。

駐輪制限がない

ポートには自転車を止めるための輪留め(?)のようなものが設置されていますが、その数を超えて自転車を止めることができます(例外あり)。そのため、目的のポートに着いても自転車が止められない、ということがありません。

予約ができる

20分前から自転車の予約ができます。家を出る時にはポートにあったのに、ポートに行ったら誰かに借りられていて1台もなかった、などということを回避することができます。この安心感はかなり大きいです。

料金が30分単位

良くも悪くも30分単位で料金が発生します。

目的のポートまで30分かからずに辿り着けるなら余裕をもって運転できます。逆に30分ちょうどくらいの場合、1秒でも超えると追加料金が発生するので少し焦ってしまうかもしれません。また15分とかでポートに到着するなら、ちょっともったいなく感じるかもしれません。

そんなことは些細なことと、安全のためにもできるだけ心に余裕をもって運転したいですね。

全国の大きな都市で利用可能

私は名古屋をメイン地域として登録しましたが、他の都市にある同系列のシェアサイクルを利用可能です。実際に東京と大阪で何回か利用しています。

他にも札幌、仙台、横浜、神戸、広島など多くの地域で利用可能です。旅行先でちょっと自転車を使いたい時に非常に便利かと思います。

チャリチャリ

全国4ヶ所でサービス展開をしているシェアサイクルです。

チャリチャリ
みんなで使えるシェアサイクル。いつもよりはやく、もっと遠くへ。

基本的な料金は次の通り。1分単位で料金が発生し、電動アシスト自転車の方が倍以上します。

#料金
ベーシック7円/分
電動アシスト17円/分
チャリチャリの料金

それでは、個人的にポイントだと思う特徴を紹介していきます。

基本は非電動の普通の自転車

ベーシック(普通の自転車)と電動アシスト自転車の2種類がありますが、ベーシックの方が数がずっと多いです。基本的には電動アシストではない普通の自転車を利用するサービスと思った方が良いです。

駐輪制限がある

ポートに止められる自転車の数が限られています。ポートに到着しても自転車を止めることができなかった、などという経験も何回かしています。出発時には空いていたのに走っている最中に埋まってしまうことが往々にしてあります。

止められなかったら別の空いているポートを探すか、料金が発生し続けるのを覚悟で一時駐輪するしかありません。

こんな不安を抱えながらの運転はあまりしたくないです。でも、ポートから自転車があふれることで周りに迷惑をかけるのを避けたい想いがあるんだろうなとは伝わってきます。

予約できない

自転車を予約できません。ポートに行ってみたら自転車がなかった、なんてことも普通にありえます。

料金が1分単位

良くも悪くも1分単位で料金が発生します。

1分でも早く目的地に到着すれば、それだけ料金を抑えることができます。一方、ごく短い時間だけ利用する場合には、ちょっとの金額だけで済みます。

少しでも短くしようと焦って運転することがないよう気をつけたいですね。

全国4ヶ所の地域で利用可能

2023年9月現在では福岡、名古屋、東京、熊本で利用可能です。東京はまだポートが少ないようですが、これから増えていくのではないでしょうか。地域も拡大を予定しているようです。

移動可能範囲が限られている

アプリでマップを見ると、移動可能範囲が表示されています。ヘルプには「展開エリア外へ持ち出してはいけません。盗難とみなし」など記載されているので、目的地や移動経路がエリア外だったりすると、運営に何を言われるかわからないので注意した方が良いかもしれません。私は怖くて超えたことがありません。

マイルが貯まる

利用するたびにマイルが貯まります。「特別なライド」というものに参加するとかなりのマイルがもらえます。この特別なライドが何なのかよくわかっていませんが、いつの間にか知らずに達成していたことが何度かあります。

マイルが貯まると割引チケットがもらえました。今のところ90円ばかりです。ベーシック自転車なら15分は無料ということです。近距離の利用にはもってこいです。

なお、割引チケットは自動適用されるのでたとえ1分でライドを終了してもチケットを消費してしまいます。

共通の特徴

基本料金なし

基本料金がなく乗った分だけの支払いになるため、乗らなければ0円です。気楽に登録できるかと思います。

自転車があるとは限らない

当たり前ですがポートに自転車があるとは限りません。使おうと思って近くのポートを確認したら1台もなかったなんてことはしょっちゅうです。時間に厳しい予定への移動に利用する際は特に注意が必要です。

ドアツードアではない

家を出てポートまで歩き、自転車に乗って目的地近くのポートまで移動し、自転車を停めて目的地まで歩く、というのが基本的な流れになるかと思います。自転車を所有している場合に比べると少し面倒です。

メンテナンスが不要

業者さんがポートに止まっている自転車のメンテナンスをやってくれています(たぶん)。一度だけカリテコバイクのポートで何かしているのを見かけたことがあります。

そうは言ってもバッテリー残量が僅かなのはよくあるし、乗ってみたらタイヤがパンクしていたなんてことも一度だけありました。車体が歪んでいるように感じられる個体もちらほらあります。とは言え自分では何もする必要がないのはただただ楽です。

一時駐輪時にも料金が発生

コンビニに寄り道するなどして一時駐輪する場合にも、料金は変わらず発生し続けます。数分なら大したことないかもしれませんが、1時間2時間などと長時間停める場合には料金が気になってきます。目的地の近くにポートがない場合は気をつけましょう。

それぞれの比較と使い分け

#カリテコバイクチャリチャリ
料金初回:165円/30分
延長:110円/30分
普通の自転車:6円/分
電動アシスト自転車:15円/分
自転車の種類電動アシスト自転車普通の自転車
電動アシスト自転車
駐輪制限なし(一部例外あり)あり
予約不可
料金単位30分1分
利用可能地域全国に多数4ヶ所(福岡、名古屋、東京、熊本)
その他移動可能範囲あり
マイルが貯まる
カリテコバイクとチャリチャリの比較一覧

  • 短い時間(27分以内)ならチャリチャリのベーシックが安い。割引チケットがある場合は更に15分長く乗れる。
  • しかしチャリチャリでは予約できなかったり目的のポートに止められない可能性があるなど利用に不安が生じる。
  • その点カリテコバイクなら20分前とは言え予約はできるし、ほとんどのポートに駐輪制限はないので安心感がある。

よって私は次のような判断で使い分けています。

  1. 目的地の近くに空いているポートが複数あっておそらく止められそう、かつ30分弱に収まりそうな場合はチャリチャリのベーシック。
  2. そうでなければカリテコバイク。

チャリチャリの条件がふんわりしていますが……

まとめ

正直いろいろ考えるより自転車を買った方が良いのではと思うこともよくあります。ポートに自転車があるか否か、止められる否か考えなくて良いし、そもそも目的地近くにポートがあるか気にしなくて良いし、自分の家から目的地まで直接向かえるし。自由度は遥かに高い。

個人的にはメンテナンスフリーな点が最も強い動機になっているかもしれません。面倒くさがりなものでして……。たまに不便さを覚えますが生活の足として十分機能しているので当面はこのスタイルでいきそうです。

  1. 名古屋には他にも「でらチャリ」などのシェアサイクルのサービスがありますが、ポート数が少ないなどの関係で利用したことがありません。 ↩︎

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